RS232C 無線化 コンバータ
DL-WF232/DL-WF232Pは、RS232C機器をWi-Fi経由でワイヤレスアクセスポイント(AP)に接続できる変換ユニットです。
RS232Cインターフェースを持たないPC/iOSデバイス/Androidデバイスでも、本インターフェース装置を介してRS232C機器
をリモート制御することが可能です。
特徴
◆RS232C側には、TIA-232-F規格に準拠したDsub 9オス コネクタとDsub 9メス コネクタを装備しています。
◆Wi-FiはIEEE 802.11b/g/n規格に対応し、高いセキュリティ認証であるWPA2-PSK(AES)認証方式をサポートしております。
◆APモードまたはSTATIONモードに設定可能です。
RS232C/wifi マルチプレクサはこちらから<<<<


詳細情報
◆接続構成イメージ
RS232C機器のリモート管理を実装するには、次の通信構造を参照してください。このコンバーターは、バーコード スキャナー、電子秤、磁気カードリーダーなどを接続するために使用できます。
通信パラメータ(ボーレート/IP/ポートなど)の設定については、下記の製品説明書をご参照ください。
DL-WF232 DL-WF232P
1. DL-WF232とアクセスポイント間の通信
この機器を接続すると、RS232C機器をワイヤレス Wi-Fi 経由でネットワークに接続でき、
ワークステーションはワイヤレス ネットワークを通じてRS232C機器を管理·
制御できます。

2. 2台のDL-WF232間を直接通信する
RS232C機器をwifiで無線化、RS232C機器間の通信にケーブルを接続する必要がありません。

3. Wi-Fiアクセスポイント経由で2台のDL-WF232を通信する

4. WiFiルータを経由するPCと計測機器と間のRS232C通信
(DL-WF232PとEnet-Sとの組合せ)

◆特徴
● 本製品は、RS232C 機器を無線 AP に接続するためのインターフェースです。
2台を対で使用することにより、RS232C機器間の通信も可能です。
この場合、簡単な命令で通信パラメータの設定が可能です。(設定方法はマニュアルを参照してください。)
● 弊社製品の多地点温度・湿度計測システム『テルモワイヤ』の制御機【Po422/M】とパソコン間にも使用できます。
● 2.4GHzのWi-Fiチップを使用しておりWi-Fi上の通信はTCP/IPまたはUDPの選択が可能です。
● OSに依存することなく無線通信が可能です。
● アンテナを内蔵しており最大通信可能距離は50mほどです。(環境により異なります。)
● ACアダプタとRS232Cストレートケーブル(9P-9P)は添付されますので、すぐに使用可能です。
● RS232C・Wi-Fi共に1Kバイトの受信バッファメモリをもっており、一方が受信したデータは、
バッファメモリを通してもう一方へ出力されます。(フロー制御は行っていません。)
● 日本の電波法における技術基準適合証明は認証済みです。
● DL-WF232とDL-WF232Pでは給電方式が異なりますので、用途に合わせてお選びください。
DL-WF232:ACアダプタ(添付) DL-WF232P:USBアダプタユーザ様手配
● RoHS指定対応品です。
◆概略仕様
型式 | DL-WF232 | DL-WF232P |
無線規格 | Wi-Fi(2.4GHz IEEE802.11b/g/n) | 同左 |
WiFiチャネル中心周波数 | 2412 ~ 2484 MHz | 同左 |
送信感度 | 802.11b, 1 Mbps 19.5dbm | 同左 |
受信感度 | 802.11b, 1 Mbps -25dbm | 同左 |
伝送距離 | 50m(最大) | 同左 |
通信速度 | 9600/19200/38400/115200 | 同左 |
ストップビット | 1/2 | 同左 |
パリティ | 奇数/偶数/なし | 奇数/偶数/なし |
ビット長 | 7/8 | 7/8 |
使用温度 | 0~50℃ | 同左 |
使用湿度 | 結露なきこと | 同左 |
シリアル インターフェイス | RS232C(Dsub9ピンメス) | RS232C(Dsub9ピンオス) |
本体寸法 | W33×H16×D57(突起物除く) | 同左 |
本体重量 | 約25g | 同左 |
環境規格 | RoHS指令対応 | 同左 |
消費電力 | 0.1A以下/DC3.3V | 0.1A以下/5V ※1 |
ACアダプタ入力電圧範囲 | AC100V~AC240V | ACアダプタは添付されません。 USBアダプタユーザ様手配 |
ACアダプタ最大出力 | 2A/DC3.3V | ー |
※1:本機に使用しているWi-Fiチップには、瞬間的に0.35Aの電流が流れる事があります。
本機には通信状態インジケーターが搭載されています。
電源を投入して通信モードに入る手順
RS232C機器同士をつなぐ(ペアで使用する)場合、
・AP側の弊社機器の電源を先に入れると
約10秒後にAPとしての動作を開始します。
すなわち、指定したチャンネルでビーコンを発信します。
この間、赤LEDがゆっくりフラッシングします。
STATIONからの電波を検出すると、AP側の緑LEDが点灯してコネクションが確立します。
・STATION側の電源を先に入れると
STATIONとして動作を開始します。
すなわち、赤LEDがゆっくりフラッシングし、無線APが送信するビーコンを受信すると、コネクションをはります。
成功すると緑LEDが点灯し、双方向の通信が可能になります。

RS232Cケーブル接続のイメージ

USBケーブル接続イメージ
◆ピンアサイン
型式 | DL-WF232 | DL-WF232P |
コネクタ | Dsub9ピンメス | Dsub9ピンオス |
1 | - | - |
2 | RXD (出力) | RXD (入力) |
3 | TXD (入力) | TXD (出力) |
4 | DTR (入力)※ 1 | DTR (出力)※ 1 |
5 | GND | GND |
6 | DSR (出力)※ 1 | DSR (入力)※ 1 |
7 | RTS (入力) | RTS (出力) |
8 | CTS (出力) | CTS (入力) |
9 | 3.3V | 3.3V |
※ 1:RS232C側のDTR/DSRは、それぞれ折り返し処理されており、WiFi側へは変換していません。
※ 2:RS232C信号方向(DTEとDCEのピン定義)
◆プライス
型式 | 標準販売価格 | 梱包内容 |
DL-WF232 | ¥19,200 | DL-WF232 * 1台,調歩同期用RS232Cクロスケーブル 1.5m(Dsub9オス× Dsub9メス)* 1 本,ACアダプタ* 1台 |
DL-WF232P | ¥19,200 | DL-WF232P * 1台,調歩同期用RS232Cクロスケーブル 1.5m(Dsub9メス× Dsub9メス)* 1 本, USB A-MiNiB 電源ケーブル * 1 本 |
※上記は税抜き価格です。
※消費税に関する改正法に基づき、消費税をご請求申し上げます。
製品関連リンク
型式 | 説明 | |
Dsub9M-Dsub9F | 調歩同期用RS232Cクロスケーブル 1.5m ( DL-WF232 ,DL-WF232P 標準付属品 ) | |
USB A-MiNiB | DL-WF232P用USB電源ケーブル(DL-WF232P 標準付属品) | |
TermWin | RS232Cターミナルソフトウェアを使用して通信パラメータなどを設定します | |
ACアダプタ | DL-WF232用ACアダプタ( DC 3.3V 出力,標準付属品 ) | |
DL-U232A | USB とRS232C( Dsub9 DTE配列 )を変換するインターフェイスです |
よくある質問
製品相談
サービス内容:「カスタマイズ・OEM」「お見積り」「貸出機」など等
ご評価のためにデモ機の貸し出しをさせていただきます。